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interview

「アート×スタートアップを実現する」

矢野 裕子/Hiroko Yano

部署: スタートアップカフェ

work style

 
──普段のお仕事内容をおしえてください。

福岡市スタートアップカフェで、起業支援相談担当コンシェルジュをしています。起業支援の業務に加えて、「スタートアップカフェのイベントスペースを、更に有効活用できないか?」というメンバーとのミーティングがきかっけとなり、2年前から「アート×スタートアップ」の展示・イベント企画として「artdrop」の業務も行っています。 もともと、小学生の頃に絵を習っていたり、旅行先で美術館を訪れたり、アートへの興味は持っていましたが、生活の中にアート溢れているような特別な環境ではなかったです。直感で「おもしろそう!」と感じたので、「やります!!」とすぐに手をあげました。

art

アートには社会を動かす力がある
──「artdrop」とは、どのような取り組みなのでしょうか?

「artdrop」は、だれでも気軽に参加できて、思い思いにキャンバスに絵を描くことができるイベントです。みんなでお酒を片手に、おしゃべりしつつ、絵を描くことができるので、社内のコミニュケーションイベントとして利用されることもあります。インストラクターが、その日のイベントテーマに沿って、簡単な技法を教えてくれますが、あとはもうフリーダムです(笑)。 参加される多くの方は、普段絵を描くことがないので、大人になってキャンバスに色を塗ること自体が非日常で(しかも自由に!)、皆さん気づくと夢中になってキャンバスに向かっていますね。

入社以降、長く商品のバイヤーを務めていたので、4年前に福岡市スタートアップカフェで、起業支援相談の担当コンシェルジュという全く違う職種に配属になり、最初は日々の業務に慣れるのが大変でした。その中で「したいことを仕事でやっていいんだ!」と思えるきかっけとなったのが、このアート×スタートアップ「artdrop」です。

スタートアップと聞くと、ITや貿易といったような難しいイメージを持たれることが多く、「アートでビジネスができるの?」と思う方も少なくありません。この2年間、アーティストの方々にイベントのオファーをしたり、アートフェアに参加したりする中で、様々なアーティストやギャラリスト(ギャラリーを経営する人)とコミュニケーションをとる中で、たくさんのアーティストさんたちが「アートを政治や経済にどう活かすか?」ということを真剣に考えて活動をしていることを知りました。

私自身その思いに強く共感するようになり、「アートでスタートアップをするんだ!」という思いで、2020年7月に「artdrop」を、社内の新規事業としてを立ち上げました。

 

startup

0から1を生み出す
──新規事業を立ち上げるモチベーションは、どこに起因するのでしょうか?

0から1を生み出すという意味では、スタートアップもアートもよく似ていると感じています。新しいことをはじめるのは大変なことのほうが多いですが、たとえ失敗してもチャレンジする価値のほうが大きいと思っています。

私の場合、転がるように転がっていったらここにたどり着いたという感じですが、アートの取り組みをはじめたことで色々な面白い人たちと出会い、社内外に新しい繋がりがどんどん増えていくことに、今までになかった仕事のおもしろさを感じています。何よりもスタートアップカフェに来て、自分のやりたいこと、やれること、やるべきことの全てが重なった「artdrop」を企画して、チャレンジの場を与えられていることは幸運だと思っています。

このチャンス活かして、新しい「ライススタイルを提案する」会社の中で新しい価値創造を実現したいと思っています。

Future

アート×ビジネスを実現する
──「artdrop」で実現したいことは何ですか?

アートをもっともっと身近に感じてほしです。また、「artdrop」というプラットフォームを持つことで、もっと多くのアーティストや企業とのつながりや、新しい価値を生み出すことができると思っています。今後は、さまざまなアーティストが「artdrop」を開催する、アーティストのプラットフォームにしていきたいと考えています。 これまでのスタートアップの相談にはアートがお金になるもの、という概念がなかったため、「アート」「デザイン」というタグがありませんでした。

誰もやっていないからこそやりたいと思いますし、アートとスタートアップと組み合わせることができれば、他の起業支援にはない唯一無二の取り組みになるので、会社には「絶対損はさせない!」と思っています(笑)。

新規事業を立ち上げるこのような過程で気づいたのは、「自分が何に心を躍らせて、わくわくするのか?」が大事だということ。「ライフスタイルを提案する会社」の一員として、こうした自分の「信念」を持つことが、周囲に企画の熱量を届けられるかを左右するのだと思います。自ら行うことでワクワクし、自信を持って世の中に提案し続けることで、「アート×ビジネス」を実現していき、まちを元気にしていきたいです。

 

▶︎「CCC inside /キカクノキカッケ」の矢野裕子さんのインタビュー記事はこちら

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